ALL IS WELL

好きな時に、好きなことを、好きな人たちと、

東京タワー1

そうかあ、わかったよ。。

あなたがそう思うなら仕方ないね。

 

付き合っている章希(しょうき)から告げられる。

「もう別れよう」

私の気持ちも揺れていたところでもあった

付き合うということは別れるということが待っているのはずいぶん前から分かっていたことであった。しかし、分かりたくない気持ちも多くあった。私はいつも人の気持ちを考えすぎていた。長所といえばそうだが、自分では短所でもあった。

「分かった

私も少し考えていたところがあった。」

「何を?」

「なんか、私は自分が彼女なんだって思えるような環境が少ないなと思った。いつも友達との約束は自分から率先して約束するくせに、私とはなかなか率先して遊ぶ約束はしてくれない。あと、人間として尊敬できる部分は沢山あったんだけど、どうしても大人なのか、子供なのか分からない時があった。私が何か悩みを相談した時は本当に真剣に相談してくれたし、私にとってメリットになるような考え方を沢山くれたと思う。自分には無い考え方だから。けど、彼氏彼女ってなった時に、私に対して対応が子供な時が多すぎた気がする。いつもの考え方は大人っぽいのに、私との対応は子供すぎてなんでだろうって疑問に思うことが多かった。どう考えても私が見たら悲しむような写真だったり、動画を載せる意味が分からないことが多かった。私も大学生で子供から大人になる過渡期の時でどうしていいのか分からない時期だったってのもあるんだけど、4歳も上だと大人な恋愛をしなくちゃいけないのかなと思って、社会人とか大人の人は嫉妬とか無駄に干渉しないようにしているのかなとか色々考えることが多かった。どうしてもその我慢は私にはできなくて、その性格を飲み込むことが出来なった。」

 

「ごめん」